公益社団法人 日本鉄筋継手協会

会長 勝木 太
Association President Futoshi Katsuki


 2021年5月31日に公益社団法人日本鉄筋継手協会 第59回定時総会が開催されました。会員の皆様のご承認いただき、新しい体制でスタートすることができました。また、平素より当協会の事業に対しまして、格別なるご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

 定期総会後の臨時理事会にて、本協会の第30代会長に選任されました勝木太と申します。

 現在、芝浦工業大学 工学部 土木工学科に所属しております。2015年に本協会の理事に就任し、主に技術委員会や優良会社認定委員会等に携わり、鉄筋継手の技術の向上、品質の高い継手を提供できる会社の普及展開に努めてまいりました。また、従来の圧接継手はもとより、溶接継手及び機械式継手についても継手品質の向上に努めております。

 一方、昨年より新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い予定されていた定期試験・講習会を中止せざるを得ない状況となりました。その対応策として要員認証管理委員会は、要員認証品質マニュアルの改訂を行い、技量者及び技術者の適格証明書の使用期限を伸長しました。また、本協会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止ガイドラインの作成や講習会のオンライン化等を行い、要員認証活動の一部を再開したものの、本協会の責務である要員認証活動が中止・延期されたこと、また、制約条件下で実施しなければならなかったことで会員の皆様にご不便をおかけしたことと思います。本年度は、新型コロナウイルス感染防止策下での要員認証活動の全面再開を目指すとともに、各種事業の更なるオンライン化を推進させることにより事業の効率化を図ります。さらに総合鉄筋継手施工会社認定制度を確立し、さらなる鉄筋継手の品質確保と普及展開を行います。また、各種標準仕様書及び標準要領書の普及展開を図り、工事関係者に広く周知していただけるよう継続的に活動していきます。

 土木学会コンクリート委員会では「鉄筋定着・継手指針[2020 年版]」として、鉄筋定着・継手指針[2007 年版]を、コンクリート構造物の性能照査型設計法の成熟や施工における生産性向上のニーズを背景として発刊しています。さらに日本建築学会では「建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事」の改定に伴い鉄筋継手に関する仕様も更新される予定です。このように鉄筋継手は学会仕様書等で繰り返し改定され、本協会が認定する鉄筋継手が高品質な継手として広く一般に認識されるようになっています。

 本協会は鉄筋継手の信頼性と安全性を確保するための「さらなる品質確保」に向けて一層努力いたします。会員の皆様はじめ鉄筋継手に関わるすべての方々におかれましては、今後ともご指導並びにご協力賜りますようお願い申し上げます。