会長挨拶

公益社団法人 日本鉄筋継手協会 会長 牧剛史 公益社団法人 日本鉄筋継手協会 会長 牧剛史

2025年6月16日に開催されました公益社団法人日本鉄筋継手協会 第63回定時総会にて会員の皆様のご承認を頂き、新しい体制でスタートすることができました。また、平素より当協会の事業に対しまして、格別なるご理解とご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。

定時総会後の臨時理事会にて、本協会の第32代会長に選任されました牧 剛史と申します。現在、埼玉大学工学部環境社会デザイン学科にて、土木コンクリート構造に関する教育・研究に携わっております。本協会では、2019年に理事に就任して以降、主に技術委員会や要員認証管理委員会、機器技術等認定委員会等に携わり、鉄筋継手の技術の向上、鉄筋継手の技術の向上、品質の高い継手を提供できる会社の普及展開に努めてまいりました。また、従来のガス圧接継手はもとより、溶接継手及び機械式継手についても継手品質の向上に努めております。

当協会は、前身である日本圧接協会が社団法人として認可された1965年から、今年で法人設立60周年を迎え、第63回定時総会後には法人設立60周年記念シンポジウムおよび記念祝賀会を開催いたしました。ガス圧接継手に加えてその他継手を取り扱うとの決断のもと、2008年には日本鉄筋継手協会に名称変更、さらに2010年には内閣府より公益認定を受けて公益社団法人となり、現在に至っております。60周年を迎えられたことはひとえに、諸先輩方ならびに関係各位の多大なるご尽力やご支援の賜物であり、この場をお借りして深く感謝を申し上げる次第です。このような節目の年に会長に任ぜられることは身に余る光栄でありますが、諸先輩方が築き上げてきた60年という歴史の重みに、大変身の引き締まる思いです。

ここ数年来、協会運営に関して関係各位に大変なご心配をおかけしてしまいましたが、前会長の強力なリーダーシップのもと、理事・監事・会員の皆様の力を結集し、関係各位の温かいご支援やお力添えも頂き、協会運営も順調に軌道に乗ってきております。今後も関係各所との連携を密にとり、公益法人として社会に対する責務を果たすべく、70周年、80周年、さらには100周年を見据えて尽力してまいります。

本協会は、鉄筋継手の信頼性と安全性を確保するための「さらなる品質確保」に向けて、より一層の努力を続けてまいります。会員の皆様をはじめ、鉄筋継手に関わるすべての方々におかれましては、今後ともご指導ならびにご協力を賜りますようお願い申し上げます。